どうも、女性には騙すより騙されたい、高石です。
先日、美容ディーラーの展示会に行ってきました。
この展示会とは、美容に関する様々なメーカー(有名なのだとロレアルとか)が新製品や推したい商品などを並べて展示していて、僕ら美容師はその商品の説明を聞けたりその場で買えたりできるイベントです。
その中でとてもがっかりしたことがありました。
特にシャンプーやトリートメントについて注目していたのですが、「オーガニック」「植物性」を前面に打ち出した商品を非常に多く目にしたことです。
「オーガニックだから髪にいいんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、それは完全に誤った洗脳です。笑
一般的にシャンプーで言う「オーガニック」「植物性」の逆は「ケミカル」になるのかなと思います。化学的に合成したものというイメージですね。
オーガニックは髪にいいけど、石油から化学的に合成したものは体に悪そうみたいなイメージありますよね。まあそれも洗脳ですが。笑
ここで確認ですが、人間は大きなくくりで「動物」です。
冷静に考えると、「動物」にとって、つまり人間の髪や頭皮にとって「オーガニック」とか「植物性」とかは全く関連がなく、むしろ時にアレルギー反応が起こったりもするので「敵」と思ってもいいかもしれません。
「動物」にとっては、「オーガニック」「植物性」だろうが「ケミカル」だろうが、存在としてはほぼ同じくくりです。
ちなみにケミカルも元をたどれば植物です。
よって、人間の髪や頭皮にとって「オーガニック」「植物性」がいいなんて理屈は全くありません!!
なんとなく、CMや世間のイメージで「オーガニックは優しそう」とか思ったりしますが、さっきも書いたようにアレルギーが起こったり、ある意味ほんとにやさしすぎて全然洗浄力がなかったりと、実はそんなにいいものでもありません。
百歩譲って、環境にはいいかもしれません。
シャンプーは、使われる原材料の種類より、使われている原材料のバランスが大事です。
別にオーガニックシャンプーを全て否定するわけではありませんが、それが全てでもないということを理解しておいてください。
で、
一番良くないのは、
美容師がその「オーガニックは髪にいい」という宣伝文句に騙されてしまうことです!!
「オーガニック最高!」とか言っている美容師は、とても素直な子だからメーカーのインチキ説明をそのまま信じてしまうんです。笑
悪気はないけどリテラシーが低いから、ついついそのままお客さまに勧めてしまうんです。笑
お客さまは、美容師が言うことは正しいと思うかもしれませんが、
美容師は美容メーカーに言われたことを信じてそのまま言っているだけです。(高石調べ)
研究しているわけでも勉強しているわけでもありません。(高石調べ)
思い出してみれば、マイナスイオンもノンシリコンも、美容師が騙されてしまったばかりに広まってしまったインチキ商売でした。
どうか、オーガニックが髪にいいとか、肌にいいとか、
そんな常識を疑ってみることも大切ではないかと思います。