美容師が言う「やめた方がいい」は、本気でとめているヤツです。笑
どうも、高石です。
さて、今日は美容室に行く時の髪について。
よく、「(スタイリング剤など)何もつけないで来た方がいいですか?」とか聞かれたりします。
気を遣っていただくのはありがたいのですが、僕はどちらでも構いません。
「昨日洗ってないけど大丈夫?」と気にされるお客様もいらっしゃいますが、全然大丈夫です。
むしろ、願わくば、いつもどおりのスタイリングで来ていただければいいなと思っています。
スタイリング剤をガッツリ使う人はガッツリ使って、コテで巻いている人はいつもどおり巻いて、ブローしても毛先が収まらない人は毛先がハネたまま、いつも寝癖の人もそのまま、数日に1回だけ髪を洗う人もそのまま、
とにかくあなたの普段が見たいと思っています。
と言うのも、
僕の中で僕のカットの完成は、お店を出る時ではなく、次にいらっしゃった時なのです。
・・・意味わかんないですね、はい。笑
カットしている時は「ここが重たくなりそうだから軽くしよう」とか「ここはきちんと内側にまとまるようにしよう」とか考えながらやっています。
そして、お客様が帰った後でも「家でちゃんとスタイリングできてるかな」とか「あの毛先、ハネてないかな」とか思いながら自分のカットが正しかったのか自問自答しながら過ごすのです。
そしてついにその答え合わせができるのが次にいらっしゃった時というわけです。
その時にどんな状態になっているか見るわけです。実はあなたの髪、めっちゃ見てます。笑
「お、予想通りうまくまとまっているな」となれば前回のカットは良かったんだなと思うし、「ここはもっと短くした方がいいんだな」と思えば次によりクオリティを上げるための材料にもなります。
普段どおりのまま来ていただき実際自分で確かめることで、いわば前回のカットが完成したことになるのです。
そうやって、僕はお客様の髪を知り、ヘアスタイルの完成度を高めています。
というわけで、
美容室に行く時はなるべく普段どおりがいいという理由がわかっていただけましたでしょうか。
あとは、お客様の方から普段やりづらいところやうまくまとまらないところとか言っていただくことで、より理解が深まりクオリティが上がっていくと思います。
一緒に問題を解決していくことが大切ですね。